母の教え
ある日、家族3人で過ごしていた時の出来事で
夕食が終わった後にひょんな話から
7歳の娘が突然何かを思い出した様に
母に向かって怒りだしました。
「私腹立つ事がある。めっちゃ怒ってるんやで!」
「ママは嘘つきや〜」
と言うのです。
娘の話の内容はと言うと
「前さ友達と遊んでた時にお友達が私の青いキラキラの折り紙が欲しいって
言った時あったやんか」
「ホンマは好きな折り紙やったしあげたくなかったけど、ママが
人に優しくしたり譲ってあげたりしたら又回り回って自分にも
戻ってくるから」って言うから頑張ってあげたのに、、、
娘はいつまでたっても全然折り紙がもどってこないと怒っているというのです。
その時は娘も納得してお友達に折り紙をあげた様ですが
かなり無理をしていたらしく時間を経て今回爆発した様子です。
あまり大人の意向を子供に押し付けたりコントロールをする事も
親としては時には気をつけないといけないところですが、、、、
そんな娘に母は言いました。
マ 「そんな事はないと思うよ。」
「既に〇〇ちゃん(娘)があげた折り紙以上の贈り物をお友達や
パパのお友達からたくさん貰ったでしょ。
同じ折紙ではなかったかも知れないけど既に沢山の事が違う形になって戻って
来ているんだよ。」
その母の言葉に娘は
「うーん、確かにそうやけど、、、」
娘はその後何も言わず黙っていました。
娘はその後一体何を考えていたんでしょうか?
きっと何か大切な事を学んだのではないかと思います。
出来る時は人に優しくしたり善い行をしたら
善い思いが広がり周囲の人達や自分自身も含め皆んなが豊かになっていきます。
一人ひとりの小さな善意と良心を実行に移せば相乗効果をもたらし大きな力
なります。
今コロナウイルスで世界中が直面しているこの危機や困難を
乗り越える為に助け合いが必要になる場面も増えるはずです。
そんな時に役立つ基本的な心構えだなと思いました。
医療関係者など現場で危機に接しながら懸命に守っていてくれる
方々に感謝を、私達がこの危機を無事に乗り越えられる様に、
健康を害されている方やお亡くなりになられた方々にお祈りの気持ちを
送りたいと思います。
全てが善い方向に向かいます様に。